奥に見えているのは広島県の島々や本土。大気が澄んでいると近く見える。




高気圧にすっぽりと覆われて雲ひとつない青空、視程も最高。今年初めてモンチッチ海岸に行って来ました。1本目は一眼レフデジカメで撮影練習をしました。風は4~5m/s、リバースでテイクオフし撮影ポイントに向かいます。一眼レフカメラの場合ファインダーを覗かねばならず、コンパクトデジカメのように腕をつきだして撮影することが出来ません。ちょっと俯瞰気味になると足が邪魔になってしまいます。垂直撮影するときはカメラをつきだしてノーファインダーで撮るか、または横から撮るしかなさそうです。30分ほど飛んでさぁランディングなんですがここのTLは非常に狭くピンポイントで降ろさなければなりません。初心者にとっては行きはよいよい帰りは怖い.....てな感じです。
極度のプレッシャーの中、1回目のアプローチは高すぎて失敗、やり直して2回目もまた高すぎ、3回目にやっと降りられましたが吹き上げてくる風の影響で波打ち際ギリギリのところにタッチダウンしました。あと3メートルのびてたら海に浸かってたかもしれません。(;^_^A
一服して2本目はビデオカメラに持ち替えてまた撮影練習です。しかし撮影ポイントに着いてからなぜかエンジンが息をつきます。ワンハンドコントロールでビデオを操作していたのでスロットルを握る手が揺るんだんだろうとあまり気にしていませんでしたが、今度は完全にエンジン停止。高度は200メートル、TLまでの距離は直線で約1.3km。あとで滑空計算してみたらどうにかTLまで届きそうでしたが、アプローチの旋回に必要な高度や猫の額のように狭いTLを考えるととても帰る気にはなりません。幸い真下には広い砂浜があるのでそこに降りることにしました。即座に風向きを計算してアプローチに入ります。さっき高めだったから今度は低めに、、、との考えがよぎりましたが、今はエンジンが止まっているので少しでもショートしたら海にドボンです。すぐに考えを改め、砂浜に近い海上で8の字を切って高度処理しました。
ランディングポイントはローターの危険性がありましたが、もうそこに降ろすしかないので覚悟を決めてアプローチしました。幸い夕方近くで風もだいぶ落ち着いていたので無事にランディングすることができました。今日は日曜日で天気も良く暖かかったため、カップルや家族連れが多かったです。人のいない場所を選んで安全に降りることが出来ましたが、突然音もなく空から現れた私を皆さんは宇宙人でも見るかのような視線で見ていました。(^_^;)
エンジン停止の原因はおそらくニードルセッティング。このフライトの直前にLoを1/8開け、Hiを1/8絞ったので、回転は上がるもののトルクが全くなく、Hi・Loの組み合わせがアンバランスになっていたようです。その後のテストでニードルセッティングを元に戻すと、また調子よくなりました。
今日はヒヤヒヤの一日でしたが、これもまたいい経験になりました。
この砂浜に手前から奥に向かってランディングしました。

本日のフライト時間 40分 累積フライト時間18時間18分 プロトユニット使用7時間45分